手術・入院

より安全で的確な判断ができるよう、新しい技術の習得や知識のブラッシュアップに努めてまいります

手 術

超音波切開凝固装置(ソノサージ)の採用
手術の技術向上のために


超音波切開凝固装置(ソノサージ)の採用

手術を行うにあたって、血管を結紮(けっさつ)したり、組織を縫合したりするには通常手術用の縫合糸が必要になります。
しかし、どのような素材の縫合糸を利用したとしても、生体にとっては「異物」が体内に入ったということになりますので、縫合糸の使用部位で多かれ少なかれ組織反応が起きることになります。

縫合糸肉芽腫(縫合糸反応性肉芽腫)とは、手術の際に使用された縫合糸が原因でおきる肉芽腫のことを言います。

ソノサージ

手術の様子そういったことを考慮すると、体内にできるだけ異物である糸を残さない手術(無結紮手術)が理想的と考えられますので、当院では極力糸と残さず手術を行うことの出来る『超音波切開凝固装置(ソノサージ)』を用いて手術を行っております。

手術ソノサージは超音波で凝固と同時に切開ができる最新の超音波メスで、糸を使わず安全・確実な止血・切開を実現します。
一般的な去勢・避妊手術から出血の多い腫瘍摘出手術などでも確実に止血でき、また手術時間の短縮にもなるため、手術の際 生体にかかる負担も軽減させることができます。


手術の技術向上のために

 有志の先生方と協力して、大学で実際にメスを握っておられる外科の先生を3ヶ月に一度お招きして、実際に手術をしながら、新しい技術の習得や知識のブラッシュアップに努めております。
 複数の病院が症例をもちよることで多くの疾患を経験することができ、現在大学病院で行われているハイレベルなテクニックを効率良く学べるようになりました。
 獣医師なら誰もがやる避妊・去勢手術ですらちょっとしたコツで、より動物達への負担が軽減出来、症例数が少なく特殊な手術も、チームを組むことでより安全に、より確実な治療へと繋げることが出来るようになりました。
 おおがかりな設備が必要なものや専門医でなければできないような特殊なものは、従来通り二次診療施設への依頼をすることになりますが、お近くの動物病院では対応が難しい、と断られたペットもタイミングさえ合えばご紹介出来ますので、一度ご相談ください。


入 院

猫から超大型犬まで入院可能です

入院施設入院室入院動物がいる場合は24時間急変に対応できるよう心がけています。
容体が変化しやすい麻酔手術中、また手術後の回復期においても、動物専用の最新モニタを使用して、絶えずペットの安全を確認しています。
※入院可能な部屋数は限りがありますので、ご希望に添えない場合があります。(特に超大型犬の場合)